夏に子どもの食欲が落ちたら? 管理栄養士が考える夏の子どもごはん

管理栄養士・料理家の板垣好恵です。

暑い日が続くと、

「最近、子どもの食べる量が減った気がする」
「好きなものしか食べてくれない」
「ちゃんと栄養が足りているのかな」

そんな不安を感じる保護者の方も多いのではないでしょうか。

特に夏は、食欲が落ちたり、食べられるものが偏ったりしやすい季節ですよね。

子どもが思うように食べてくれないと心配になりますが、まず知っておいてほしいのは、夏に一時的に食欲が落ちることは決して珍しいことではないということです。

この記事では、夏に子どもの食欲が落ちたときに大切にしたい考え方についてお伝えします。

 

子どもの食欲は毎日同じではない

私たち大人も、

「今日はあまり食欲がないな」
「今日はよくお腹が空くな」

と感じる日がありますよね。

子どもも同じで、食欲は毎日一定ではありません。

例えば、

気温が高い日 たくさん遊んで疲れた日 睡眠不足の日 体調を崩しかけている時

などは、ふだんより食事が進まないこともあります。

また、子どもの食欲は成長のスピードによっても変化します。

身長や体重がぐんと伸びる時期はよく食べる一方で、成長がゆるやかな時期は食欲が落ち着くこともあります。

「前より食べなくなった」と感じても、成長に合わせた自然な変化である場合も少なくありません。

 

食べる量よりも見てほしいこと

暑さで子どもの食が進みにくくなると、心配や焦りから、

「今日はどれだけ食べたか」

に意識が向きやすくなります。

けれど、本当に見てほしいのは食事量だけではありません。

例えば、

元気に遊べているか 機嫌よく過ごせているか 水分は摂れているか 体重が大きく減っていないか

といった全体の様子を見ることも大切です。

また、子どもだって毎食きっちり、均等に食欲が調整できるわけではありません。

今日は少なかったけれど明日はよく食べる。
朝は進まなかったけれど夜はしっかり食べる。

そんなこともよくありますよね。

そのため、一食ごとの食事量だけで判断せず、数日から1週間くらいの長い目で見ていくことも大切です。

 

夏は水分だけでお腹がいっぱいになることも

夏は熱中症予防のためにも、こまめな水分補給が欠かせません。

一方で、飲み物ばかりでお腹がいっぱいになってしまい、食事が進まなくなることもあります。

特に、

  • ジュース
  • 乳酸菌飲料
  • スポーツドリンク

などは、エネルギーや糖分も含まれているため、飲むタイミングによっては食欲に影響することがあります。

もちろん、夏の水分補給は大切ですし、これらを飲んではいけないわけではありませんが、

食事の直前にたくさん飲まないなどタイミングの配慮は大切です。
また、ふだんの水分補給は水や麦茶を中心にするなど、上手に取り入れていきたいですね。

 

「食べさせなきゃ」が親子を苦しくすることも

子どもが食べないと、

「あと一口だけ食べよう」
「頑張って食べよう」

と声をかけたくなることがあります。

それは、子どものことを大切に思っているからこそですよね。

ただ、食欲が落ちている時期に無理に食べさせようとすると、食事の時間そのものが負担になってしまうことがあります。

そうすると、

食べない

心配になる

食べさせようとする

ますます食べなくなる

という悪循環につながることも。

そんな時は、

今はここまでで大丈夫 食べられたらラッキー また次の食事で補えばいい

くらいの気持ちで向き合うことも大切です。

 

我が家でも夏は食欲が変わります

我が家にも小学生の娘と息子がいますが、夏になると食欲に変化が出ることがあります。

ふだんはよく食べる子たちですが、

朝ごはんが進まなかったり、
果物やさっぱりしたものを食べたがったり、
冷たいものを欲しがったり。

そんな姿を見ると、栄養が足りているかどうか心配になることもあります。

でも、一食ごとの量に一喜一憂していては親も疲れてしまいますよね。

だからこそ、

「今日はこれなら食べられるんだね」

という気持ちで受け止めながら、長い目で見守るように心がけています。

 

夏の子どもごはんで大切にしたいこと

夏の食事で大切なのは、完璧を目指しすぎないことです。

食欲が落ちている時は、

「何を食べていないか」

ではなく、

「何が食べられているか」

に目を向けてみましょう。

夏の食事の工夫については、こちらの記事でも詳しくご紹介しています。

▶︎ 夏に食欲が落ちるのはなぜ?管理栄養士が考える暑い日の食事の整え方

 

食事は一食で決まるものではありません。

今日は食欲がなくても、明日は食べられるかもしれません。

子どもにごはんのメニューのリクエストをもらって、できる範囲で食べたいものを用意してあげたり、子どもの様子に合わせながら、無理なく続けられる形を見つけていくことが大切です。

 

まとめ

夏に子どもの食欲が落ちることは、決して珍しいことではありません。

大切なのは、

食べないことを責めない、焦らない 一食ごとの量にとらわれすぎない 子どもの全体の様子を見る 長い目で見守る

ことです。
食べたいメニューのリクエストを聞いて、できる範囲で用意してあげるのもよいですね。

「ちゃんと食べてほしい」という気持ちは、子どもを大切に思うからこそ生まれるもの

だからこそ、保護者自身も頑張りすぎないようにしてくださいね。

毎日の子どもごはんの考え方については、こちらの記事でも詳しくまとめています。

▶︎ 子どもごはんの基本|栄養バランスは「完璧」を目指さなくていい

 

ご希望のテーマやターゲットに合わせたレシピ開発・フードスタイリング・撮影・栄養価計算・コラム執筆まで、ワンストップで対応いたします。
お気軽にご相談ください。

記事検索
カテゴリー
関連記事

ご相談・ご依頼はこちら

お気軽にお問合せ下さい。